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YURIPOETRIKA 42 "愛するあなたへ[1]"


"愛するあなたへ[1]"


「ちゃんゆりの日頃の意味不明な身体の動きの理由が、やっとわかったよ!」


「あー!すごくスッキリした!!」




あなたがその目の中に星を瞬かせて話してくれたのは1年前だったでしょうか


初めて2人一緒にバレエの舞台を見た帰り道でしたね


「ダンサーって投げ飛ばし合うんだな!」と言ったのはあなた


「そう解釈したか!」と返したのはわたくし




バレリーナを目指していたわたくしの青春時代

男性のいないお教室


同級生や背の高い後輩に宙に飛ばしてもらっては


確かにわたくし喜んでいた


26歳であなたと結婚して何年経ったでしょう


わたくしはあなたと一緒に毎日踊りたい


でもあなたは踊りが嫌いですね


「踊っているちゃんゆりは生き生きしている、踊っている君が好きだ」と言ってくれつつ


「僕は踊れない、僕は踊れないんだ」と


確かに無理やり一緒に踊ってもらうたび


サガンのセリフが頭に思い浮かんでしまう


『あなたのは散歩だわ、踊ってるんじゃなくて』

薄情な妻でごめんなさい


それでも日々わたくしを抱えて


宙で回したりソファに投げ込んだり


歩いている最中に手を回して浮かせてくれたりと


努力を続けてくれている年上のあなたには


なんとこの心の内申し上げたらいいか

ただただメルシー、メルシー、愛してると


近所のお花屋さんに28歳だと思われていたあなたも


実は40歳


身体にだけは気をつけてお過ごしくださいましね

重たいものは無理して持たないことです


せんじつ、わたくしごとですが、結婚記念日を迎えましたエヘヘノヘ♡


*サガン『ブラームスはお好き』


BISOUS, YURIKA

イヤリングデザイナーゆり香

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